抗てんかん薬は、本来はけいれんを抑える薬です。 統合失調症ではけいれんを起こすことはありませんが、抗てんかん薬の中には興奮や不機嫌を抑える作用がありますので、イライラや攻撃性を抑えるために、時々処方されることがあります。
統合失調症の投薬期間は?
初発の場合は、Q1でも述べたように、統合失調症の再発のしやすさを考えて、少なくとも1年以上は抗精神病薬の服薬を継続した方が良いと言われています。 その後の服薬を継続するかどうかについては、今後起こることが予想される社会的な変化を考えて、服薬を継続することの長所と短所を主治医とよく話し合って決めていく必要があります。
統合失調症の薬の副作用は?
ぼーっとする、いつも眠い、体がだるい(過鎮静) 薬がもつ興奮を静める作用が強すぎるときに起こると考えられます。 発病後間もない急性期には、症状を抑えるために強い薬が使われることが多いので、ぼーっとすることがありますが、長く続く場合は日常生活や社会復帰を考える上でマイナスになります。
統合失調症の第一選択薬は?
統合失調症を初めて発病した患者さんには、非定型抗精神病薬(新規抗精神病薬)が第一選択薬となります。 また、再発した患者さんも同じですが、それまでの治療で定型抗精神病薬が効いていて、生活のうえで困るような副作用がなく、患者さんが希望する場合は、そのまま継続して服用します。
抗精神病薬 便秘 なぜ?
抗精神病薬はドーパミンをブロックする薬剤で、ドーパミンをブロックしたついでにムスカリンもブロックしてしまうことがある。 ムスカリンをブロックしてしまうとアセチルコリンの働きがブロックされ、副交感神経の働きを阻害することで、消化管の働きが抑えられ便秘になるのです。