目の中に入る光を調節するために、虹彩は伸びたり縮んだりして瞳孔の大きさを変えます。 明るいところでは光の量を減らすために瞳孔は小さくなり、暗いところではより多くの光を必要とするために瞳孔は大きくなるのです。
瞳孔が小さいとどうなる?
また目を細めるとピントが合いやすくなるのと同じように、近くを見るときはピント合わせがしやすいよう瞳孔が小さくなります。 年齢を重ねると目のピント合わせの力が弱くなり近くのモノが見えにくくなりますが、同時にこの症状は強くなっていきます。 まるで年齢による見えにくさを補完しているかのようですね。
瞳孔の普通の大きさは?
正常な瞳孔の大きさは通常、明るい場所では2.0~4.0ミリ(mm)、暗い場所では4.0~8.0ミリ(mm)の範囲内です。 瞳孔の大きさはある程度、加齢と共に小さくなる傾向があります。 瞳孔が散大した状態でも、まだ光に反応する場合があります。
瞳孔が開くとはどういうこと?
私たちが普通に生活している中では、暗い場所では多くの光を集めようとして、瞳孔が開きます。 逆に、目に入る光の量が多すぎると、目にダメージを与えてしまいます。 明るい場所では、瞳孔を小さくして目に入る光の量を抑えているのです。 私たちの身体は、このようにして周りの変化に自然に対応しているのですね。
縮瞳 どうなる?
縮瞳(しゅくどう、miosis)とは、眼の瞳孔が収縮した状態のことである。 瞳孔括約ともいう。 副交感神経が支配する瞳孔括約筋と、交感神経線維が支配する瞳孔散大筋の両方の働きによって、瞳孔が縮小する。 眼球内に入る光の量を調節する機能のひとつであり、明るい所や光刺激を受けた際に縮瞳が起こる。