瞳孔が散大した状態でも、まだ光に反応する場合があります。 明るい光の中、あるいは目が光に照らされた時に小さくなります。 しかし通常、散大した瞳孔は光に正常に反応しません。 光に全く反応しない大きな瞳孔を「固定」瞳孔散大と言います。
散瞳の原因は?
病的散瞳は瞳孔括約筋の麻痺(まひ)や散大筋のけいれんでおき、実際には動眼神経麻痺、頭部や眼の外傷、脳内出血、脳腫瘍(しゅよう)、各種中毒、緑内障の急性発作などでおこる。 また、副交感神経麻痺剤(アトロピン、サイプレジン、ミドリンなど)や交感神経刺激剤(アドレナリン、ネオシネジンなど)の点眼で散瞳がおこる。
瞳孔不同の症状は?
症状と徴候には,複視や眼瞼下垂,眼球内転,上方視,および下方視の麻痺などがある。 瞳孔が侵されていれば,散瞳し,対光反射が障害される。 瞳孔が侵されているか反応が進行性に低下している場合は,可及的速やかに神経画像検査を施行する。 (神経眼科疾患および脳神経疾患の概要も参照のこと。)
瞳孔拡大 なぜ?
目の中に入る光を調節するために、虹彩は伸びたり縮んだりして瞳孔の大きさを変えます。 明るいところでは光の量を減らすために瞳孔は小さくなり、暗いところではより多くの光を必要とするために瞳孔は大きくなるのです。
瞳孔が小さいとどうなる?
また目を細めるとピントが合いやすくなるのと同じように、近くを見るときはピント合わせがしやすいよう瞳孔が小さくなります。 年齢を重ねると目のピント合わせの力が弱くなり近くのモノが見えにくくなりますが、同時にこの症状は強くなっていきます。 まるで年齢による見えにくさを補完しているかのようですね。