頭頸部とは頭蓋底部から下、鎖骨より上の顔や首の領域を指します。
頭頸部癌 どこ?
「頭頸部がん」は耳慣れない言葉ですが、簡単に言えば「耳鼻咽喉科が担当するがん」であり、「鎖骨から上で脳と眼球、顔面皮膚を除く部位」を取り扱います。 病名としては、口腔がん(舌がん)、喉頭がん、咽頭がん、甲状腺がんなどが含まれます。
咽頭側壁 どこ?
2) 中咽頭(ちゅういんとう) 四つの亜部位に分かれており、軟口蓋を「上壁」、口蓋扁桃を「側壁」(俗に言う扁桃腺です)、 舌根(ベロの付け根)を「前壁」、口を開けたときに口蓋垂(俗に言うのどちんこ)の向こうに見えるところを「後壁」といいます。
頭頸なんて読む?
頭頸部領域は咽頭(いんとう/上咽頭、中咽頭、下咽頭)、喉頭(こうとう)、口腔、鼻副鼻腔(びふくびくう)、唾液腺、甲状腺にわかれます。
頭頸部腫瘍の症状は?
頭頸部がんでみられる症状は様々です。 主な症状としては、 口内炎 こうないえん のような症状が治らない(口腔がん)、のどの違和感や飲み込みの悪さ(咽頭がん)、声のかすれ(喉頭がん)、首に痛みのない固いしこりがある(頭頸部がん共通)、などがあります。