頭を打った時は、脳にいろいろな変化が生じます。 特に急性期に頭蓋内出血(頭の中の出血)が生じると生命に危険が及ぶ心配があります。 頭蓋内出血は、大多数が受傷後6時間以内に出現しますが、24時間程度は観察が必要です。 頭を打った後、元気だった人が急に死亡することがあるのはこの頭蓋内出血のためです。
頭を叩かれたらどうなる?
立ち木やゴールポストなどかたい ものに頭をぶつければ、頭の皮膚が 切れて出血します。 もっとひどけれ ば、皮膚の下の頭蓋骨にもひびが 入ったり(骨折)、頭蓋骨がへこん だり(陥没)することもあります。 ただ幸いなことに、頭蓋骨の中に 入っている大切な脳に傷がつかなけ れば、これらは大きな問題にはなり ません。
頭を打った 何科を受診?
頭を打ったとき、心配なときは何科にいけば良い? 救急外来(救急科)、脳神経外科に受診をしましょう。
後頭部 強打 どうなる?
頭部を強打した衝撃で、脳と頭蓋骨の隙間に出血が生じ、その血が脳を圧迫していきます。 頭痛・もの忘れ・言語障害・片側の手足の痺れ・平衡感覚の消失・意識障害等の症状が現れる可能性があります。
頭を打った 頭痛 いつまで?
頭をぶつけてから、数日間様子をみて、何も異常がみられない場合は、後遺症などが起こる可能性は低いと考えられています。 ごくまれに、頭をぶつけた2~3日後に頭痛が生じることがあり、高齢者の場合は、2週間~3ヵ月程してから症状が出始めるケースもあります。