くすりの副作用(喘息のくすり、精神安定剤など)でふるえることも多いので要注意です。 「ふるえ」でお困りの方は、専門家(神経内科専門医)の診察を受けることをおすすめします。 「ふるえ」の病気は神経内科医が診察すると区別できます。
頭が震える病気は何?
脳卒中、アルコール依存、多発性硬化症、外傷性脳障害、甲状腺機能亢進(こうしん)症、糖尿病、肝障害、腎障害、薬剤などが挙げられます。 ご相談によると、頭が横に小刻みに揺れるだけで、動作が遅くなったり、歩く際に足が出にくいなど、他の症状がないようです。
お年寄りの頭が揺れるのはなぜ?
高齢になると、筋肉を動かす神経のバランスが悪くなって、震えがでやすくなります。 「老人性振戦」といい、頭や両手によく現れます。 自分では気付かないことが多いようです。 悪化はしませんが、気にすれば気にするほど、出やすくなるという特徴があります。
本能性振戦の症状は?
本態性振戦は、身体の一部が規則正しくリズミカルにふるえる神経系の疾患で、最も多くみられるのは手のふるえです。 また、頭、声、腕、脚にもふるえが起こる場合があります。 症状はふるえのみで、他の症状はありません。 高齢者のかなりの割合にみられ、40歳以上の25人に1人1)、65歳以上の5人に1人2)がかかるとされています。
本態性振戦の治療薬は?
薬としては、交感神経遮断薬(プロプラノロール、アロチノロール)、抗てんかん薬(プリミドン、クロナゼパム)、抗不安薬(アルプラゾラム、ジアゼパム)などが効果があるとされています。 抗てんかん薬のガバペンチンやトピラマートが有効という報告もあります。