口から食事や水分がとれず、脱水症状がみられている、体重が著しく減少(5%以上)している、重い飢餓状態(きがじょうたい)で尿中ケトン体陽性である、などの場合は、点滴で輸液治療する必要があります。
つわり 点滴 なぜ?
つわりが重く、体重減少や尿中のケトン体陽性など、脱水や栄養不足が心配なときは点滴治療を行います。 目的は電解質のバランスを整えて脱水を治すこと、合わせてブドウ糖で栄養を補います。 また、つわり症状の軽減に有効なビタミンB1・B6を加えます。
つわりで点滴何回?
つわりの症状で悩む妊婦さんのために、当院独自の点滴をご用意しました。 検査により、重症悪阻(つわり)という診断がついた患者様は、週1-2回程度は保険で点滴治療ができます。
なぜつわりがあるのか?
妊娠したことによりホルモンバランスが変化し、その変化に母体が適応しきれない状態のために起こるとされる。 エストロゲン(卵胞ホルモン)、プロゲステロン(黄体ホルモン)、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)が第4脳室底(脳幹と小脳に挟まれた空間)にある嘔吐中枢を刺激することで発症すると考えられる。
つわり いつ終わる 11週?
つわりが終わる 妊娠5~6週に始まり、妊娠8~10週が症状のピークだったつわりですが、だいたい妊娠11~12週頃には終わります。 ただし、15~16週まで続く人もいますし、なかには妊娠後期まで続く人もいます。