「突き指」は、その名の通りボールや物で指を突いて、指先に大きな力が加わることによって起こる指のけがの総称として広く一般的に用いられています。 指の腫れや痛み、動かしにくさなどの症状がありますが、放っておけばそのうち治ると軽く考えられがちです。
突き指したらどうするの?
突き指の応急処置は、受傷した指を安静にし、痛みがあるときは、無理に動かさず、痛みのある指を冷やしたり挙上したりしましょう。 受傷した指をむやみに引っ張ったり、もんだりしてはいけません。 軽症であれば、消炎鎮痛薬の内服や外用薬で1~2週間程度で改善します。
突き指 放置するとどうなる?
放置するとどうなるの? 程度が軽ければ、腱や骨が自然治癒することもありますが、指の伸びは悪くなります。 放置すると、指を曲げる力と伸ばす力のバランスが崩れます。 第一関節は曲がり、第二関節は反ってしまうスワンネック(白鳥のくび)変形につながります。
突き指 なぜ起こる?
指に対してまっすぐの方向(長軸方向)に力が働くと、末節骨(一番先端の指骨)または中節骨(2番目の指骨)に損傷が生じることがあります。 「腱や靱帯」が損傷されると、脱臼や関節が不安定な状態となり、「骨」が損傷されれば骨折となります。 両者が同時に損傷されると、脱臼骨折ということになります。
突き指したら何科に行く?
骨折や突き指をしたときは、整形外科を受診しましょう。 指に痛みや腫れがあるときは、迷わず病院を受診してください。