特に中期以降の土偶には、妊娠した女性をかたどったものが多く見られます。 このことから、土偶は女性の「子供を産む力」をモチーフとした呪術具だと考えられています。 9 янв. 2019 г.
土偶の役割は?
明治時代以降、縄文文 化の謎とされてきた土偶の役割は、どの ような説があるのでしょうか。 考古学者は、まず土偶の形を分類しま した。 その結果、土偶はほとんどが女性 の形だったこと、また、妊娠の表現があ ることから、安産祈願の護符説や、生命 を生み出し豊穣を願う地母神説が示され ました。
土偶の起源は?
※土偶(どぐう)とは:縄文時代に作られた素焼きの人形。 1万年以上前から制作が始まり、2000年前に姿を消した。 現在までに2万点近い土偶が発見されている。 なお、埴輪(はにわ)は、古墳にならべるための土製の焼き物。
土偶って何者?
広義には土製の人形をいう。 古墳時代の埴輪(はにわ)も、かつて埴輪土偶とよばれていた。 普通は、縄文時代の人形の土製品をさす。 縄文時代の比較的早い時期に出現し、以後一貫して各時期に存続する。
土偶の使い道は?
また、大半の土偶は人体を大きくデフォルメして表し、特に女性の生殖機能を強調していることから、安産・多産などを祈る意味合いがあったものと推定する説もある。 その他、用途に関しては、生命の再生、神像(女神像を含む)、精霊の像、呪物、お守り(護符)など様々な説がある。