胸痛ないし胸部の苦悶感、肩から上腕にかけての痛み、悪心・嘔吐、場合によっては下顎痛、歯痛。 高齢者では腹痛や腹部不快感などもあります。 症状が続くと全身の熱感や発汗が強くなります。 これは心臓の動きが悪くなり、それを防ぐために自律神経の交感神経が作動して闘争的な生理状態となるためです。
突然死の前兆は?
患者さまによっては、激しい鼓動、胸痛、息切れまたはめまいを訴えることがあり、潜在的に危険な心臓疾患があることを自覚させられます。 また、失神が突然死の前兆となる場合もあります。 このような自覚症状がある場合や突然人が倒れるのを目撃した場合は、直ちに救急車を要請してください。
突然死 どれくらい?
突然死の発生率は人口の 0.1∼0.2%,総死亡の 10∼ 20%を占め,その原因は虚血性心疾患や不整脈などによ る心臓死や脳卒中といった脳心血管系疾病がほとんどを 占めると報告されており,中でも心臓突然死については 予知や予防法のガイドラインも出されている2)∼5).
心臓突然死って何?
心臓突然死とは、健康だと考えられていた人が、突然に致死的心室性不整脈(心室細動など)に見舞われて、この不整脈が原因で心臓が正常に収縮することができなくなり、脳に血液が循環せず死に至る疾患です。 日本においては、心臓突然死によって年間約6〜8万人が亡くなっております*1。
突然死の対策は?
突然死から家族を守るには健康管理と救命処置が重要 突然死のリスクを下げるには、規則正しい生活やストレスケア、ヒートショック対策などが有効とされています。 また、家族が心停止状態に陥ったときは、119番通報をしたうえで、胸骨圧迫やAEDによる電気ショックを行うことで、救命率を高めることが可能です。