応急手当 吐いている最中は顔を下向けに。 むせたら背中を軽く叩いて、吐き出しを助ける。 口の中に血液の凝固物(窒息の原因)がないか確認。 . 横向きに寝かせて毛布などで保温。 . その後の 吐血は少量なら横向きのまま、大量なら腹ばいにして。 . 吐き終えたら、薄い食塩水でうがいを。
吐血したら何科に?
受診の目安とポイント 吐血は、食道や胃・十二指腸からの出血によって起こることから、これらの部位の病気を示すサインと捉えることができます。 そのため、本当に吐血があったなら夜間休日を問わず、すぐに消化器内科または救急外来を受診することが勧められます。
吐血 どういうとき?
吐血を引き起こす疾患の多くは胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんです。 これらの疾患を早期に発見するためには、消化器の定期健診が重要になります。 また、食道静脈瘤(りゅう)や、非ステロイド性消炎鎮痛薬の服用、アルコールの飲みすぎ、過度のストレスなどによって起こる急性の胃粘膜病変でも吐血をすることがあります。
吐血した なぜ?
吐血(とけつ)は主に胃の出血により血を吐くことを言います。 胃潰瘍や胃がんによる出血がよく知られていますが、強い胃炎は食道炎でも吐血する場合があります。 また、肝硬変に伴う食道静脈瘤の破裂も大量の吐血を伴うことがあります。 吐血は極めて緊急性の高い症状ですので直ちに消化器のある病院や専門医を受診することが大切です。
血を吐く どこから?
吐血とは、上部消化管の出血を嘔吐することです。 十二指腸空腸曲(トライツ靭帯/じんたい)より口側にある十二指腸、胃、食道からの出血で起こります。 出血が少量の場合は、嘔吐されずに肛門から排泄されます。 なお、気管支や肺などの呼吸器からの出血は喀血(かっけつ)と呼び、吐血とは区別します(用語解説参照)。