脱臼(だっきゅう)の症状 外傷性の脱臼の場合、ガクッという音とともに関節が変形します。 また、関節周囲のじん帯なども損傷するため、激しい痛みと腫れが生じます。 さらに、本来の関節の動きが制限されます。 関節に骨折をともなうこともありますが、脱臼だけでも関節の変形が起こりますから外見上はわからない場合もあります。
亜脱臼 どんな感じ?
亜脱臼はいわば不完全な脱臼です。 関節がはずれかかってはすぐにもどるので、瞬間的に強い痛みはありますが、肩がはずれたとは感じ ないこともあります。 繰り返し起こる脱臼を反復性脱臼と呼び、最初のきっかけがケガによるものと、生まれつき肩関節がゆるいため(→動揺肩:ルーズショルダー)に起こるものがあります。
脱臼を放置するとどうなる?
脱臼したまま放置しておくと、元に戻すのが難しくなり、麻酔をかけて整復しなければならないこともあります。 脱臼したと思ったら、すぐに医師の治療を受けることが大切です。 また、脱臼して整復した後は3週間程度、動かさないようにします。 無理をすると、習慣性になってしまうこともありますので、十分、安静を取るようにしましょう。
脱臼の感覚は?
強い痛みと腫れ、しびれが生じる。 また、発生時には外れる音と感覚を感じる人が多い。 脱臼した関節を整復しないで放置した場合、脱臼したままの位置で新たな関節が形成されてしまうことがある。
脱臼 どれくらい痛い?
完全に外れる脱臼では、病院で整復をした後に2、3週間は強い痛みが残存します。 自分で脱臼が整復される亜脱臼も1週間程度は痛みが続きます。