原因 唾液や痰に血が混じる場合、出血源は大きく分けて以下の通りです。 原因は、異物による外傷、炎症、腫瘍、血液疾患などでも見られます。
唾に血が混じる 何科?
鼻の中・のどからの出血であれば「耳鼻咽喉科」の専門家へ、血痰・喀血であれば「呼吸器科」へ、吐血であれば「消化器科」に紹介されるでしょう。 血痰の診断のために、たんの検査、血液検査、胸部エックス線画像等が行われます。 さらに必要であれば胸部CT撮影や気管支鏡検査にて精査を行います。
口から血を吐く なぜ?
吐血とは、食道や胃・十二指腸から出血した血液を吐くことを指します。 舌を噛んで血が出た場合や鼻血を飲み込んで口から血が出た場合などは吐血には含めません。 このような場合吐血の可能性があります。 吐血は食道や胃、十二指腸内の粘膜や血管が傷つき出血して起こるもので、ふつう何らかの病気の一症状として現れます。
よだれが赤い?
食事中のよだれや食べ残し よだれかぶれになると、口周りが炎症を起こして赤くただれます。 それだけでなく、赤い湿疹ができたり、肌が乾燥してカサカサしたりなどといった症状が現れることもあります。 よだれかぶれの原因は、よだれや食べかすなどによる皮膚への刺激です。
血を吐く どこから?
吐血とは、上部消化管の出血を嘔吐することです。 十二指腸空腸曲(トライツ靭帯/じんたい)より口側にある十二指腸、胃、食道からの出血で起こります。 出血が少量の場合は、嘔吐されずに肛門から排泄されます。 なお、気管支や肺などの呼吸器からの出血は喀血(かっけつ)と呼び、吐血とは区別します(用語解説参照)。