唾液が酸性化してしまうのはなぜかというと、唾液が口の中に留まっている時間が長い事があげられます。 要するに唾液量が少ないと、そのわずかな唾液が口内に滞留し酸性になってしまうのです。 ですので、唾液を中性に戻すには、唾液分泌量を増やすことが重要。
酸っぱい 唾液が出る なぜ?
豊橋市歯科医師会会計・鈴木誠一郎 酸っぱいものを食べた時に唾液がたくさん出るのは、味覚・唾液反射が起きるためです。 私たちの舌には「PKDチャンネル」と呼ばれる酸味を感知するセンサーが存在していています。 このセンサーは舌の奥や脇に存在し、酸っぱいものが入ると感知し、唾液が出るのです。
口腔内 酸性 なぜ?
それは口腔内細菌が食物中の砂糖を餌にして酸を産生するからです。 口腔内細菌は歯についた歯垢(プラーク)に多く存在します。 その菌が酸を作り、歯の溶けるpHであるpH5.5以下を保つと歯はどんどん溶けてしまいます。 そしてむし歯になるのです。
唾液は酸性ですか?
唾液は99.5%が水分です。 唾液のpH(ペーハー)は平均6.8(中性に近い弱酸性)ですが、唾液の量が多いほどpHは高くなります。 唾液の分泌量は1日1.0~1.5lですが、安静時では1時間当たり平均19mlであるのに対して、睡眠時には1時間当たり平均2mlと少なくなります。
唾液が多いとどうなる?
唾液過多になるとお口の中にねばねばしたツバが出てきて食事がしづらくなってしまいます。 オーラルフレイルになるとやわらかい食事ばかりになり、噛む筋力がさらに低下していき、噛む力がどんどん衰える悪循環になります。 結果的に食欲低下、全身機能の低下へ進み要介護へとつながる可能性があると言われています。