うんちというと「食べ物の残りカス」というイメージが強いですが、実際には食べ物のカスは固形分の1/3に過ぎません。 残りの固形分は、1/3が腸壁からはがれ落ちた粘膜(皮膚でいうアカのようなもの)で、あとの1/3はなんと腸内細菌です。 腸内環境がよく善玉菌が多ければ、腸内では発酵が起きています。
うんこは何からできているの?
消化管での消化・吸収の後に排泄されるうんち(便)は、健康な人ではバナナ状。 7~8割が水分です。 残りの3分の1が腸内細菌で、生きている細菌やその死骸です。 あとの残りは、消化管で吸収されなかった食べかすや古くなって腸から脱落した細胞などが含まれます。
うんこってなんでうんこって言うの?
うんこは、いきむ声の「うん」に、接尾語「こ」が付いたものである。 その他、「阿吽」の「吽(うん)」と関連付ける説もある。 その説とは、中国仏教で大小便を「吽」、大小便の溜まり場を「吽置(うんち)」と呼んでおり、奈良時代に「吽」が日本へ入り上流語として使われていた。
うんちになるまで 何時間?
消化管は、食べた物を分解・消化し、必要な栄養分と水分を吸収した後、老廃物を便として排泄します。 口から摂取された食べ物が便として排泄されるまでの時間は、約24時間から48時間です1)。 ものを食べて便を出すには、脊髄と脳との連携プレーが必要です。