厚生労働省によると、長期的に10分程度の歩行を1日に数回行う程度でも、健康上の効果が期待できるとしています。 10分間のウォーキングで歩ける平均的な距離は600~700m(約1,000歩)程度のため、1kmのウォーキングは15分程度歩くことが目安となります。
1日どれくらい歩けばいいのか?
では、一日どのくらい歩けばいいのでしょう? 厚生労働省から出されている「健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド)」では、18歳から64歳の男女の方は「1 日8,000歩」を目標値にしています。 いつもより10分(10分は1,000歩に相当)多く身体を動かす「プラス・テン」も推奨しています。
1日何回もウォーキング?
ウォーキングの場合は1回につき15〜30分間、1日2回の運動が推奨されています*3。 血糖値を下げるためには、筋肉に負荷をかけるスクワットや腕立て伏せなどの「レジスタンス運動」、いわゆる「筋トレ」も合わせて週に2〜3回程度行うのが良い*3とされています。 筋肉が増えると糖の処理能力が改善します。
1日何分歩く 健康?
最近の研究では、1日当たりの歩数と中強度の歩行時間で予防できる可能性のある病気や病態の関係が報告されており、高血圧症や糖尿病、脂質異常症、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病を予防するのに有効である歩行は「1日8,000歩、そのうち中強度の歩行が20分」が適切な身体活動量とされています。
毎日1時間歩くと どうなる?
体重を1kg減らすために必要なカロリーは約7,000kcalとされているので、1ヵ月間1時間のウォーキングを続けると、理論上だいたい1kg減らせることになります。 しかし、毎日休まず1時間のウォーキングを続けるのは大変です。 実際には、さらに時間がかかると考えたほうが良いでしょう。