東洋医学的には胃腸で日々の気(エネルギー)をつくると考えられているので、胃腸機能が低下すると、全身に栄養が巡らなくなり、肌荒れを起こしたり、疲れや冷えが出るなど、胃腸とは直接結びつかない不定愁訴を招く原因になります。
胃腸弱る なぜ?
この原因は、水分やアルコールの過剰摂取、大食い、刺激物の大量摂取、ウイルス性腸炎、ストレスによる自律神経の乱れ、病気によるものなどが考えられます。
胃腸に負担をかけるとどうなる?
ところが食べ過ぎ、飲みすぎ、ストレスなどで胃に過度な負担がかかると、この胃酸分泌のバランスがくずれやすくなり、消化能力が弱まったり、あるいは逆に自身の胃酸で胃の粘膜を傷つけたりしてしまうことになります。 そうなると、消化器官全体のダメージにつながり、体力も低下して疲労が全身に蓄積されやすくなります。
胃がもたれるのはなぜ?
食べ過ぎや飲み過ぎ、消化の悪いものを食べたなどの理由なく起こる胃もたれは、ストレスや胃の機能低下、胃をコントロールする自律神経の乱れなどが原因で起こっています。 またピロリ菌感染によって、胃もたれが現れる場合もあります。 食後、2~3時間が経過すると通常は胃の中の食べ物が消化されます。
胃もたれとは どんな感じ?
「胃もたれ」とは、胃が重苦しく感じられる状態をいいます。 おなかが膨れた感じの「膨満感」を伴うことも多く、人によっては、胸がつかえたり、吐き気をもよおしたりするようです。 このような胃の「もたれ」は、主に胃の運動機能が弱くなったり、胃液の分泌量が減ったりして、食物がいつまでも消化されないために起こります。