胃腸炎とは、胃、小腸、大腸の粘膜に生じた炎症のことです。 通常は微生物が感染することで起こりますが、毒性のある化学物質や薬の摂取が原因で起こることもあります。 胃腸炎の通常の原因は感染ですが、毒性物質や薬の摂取が原因となることもあります。 典型的には、下痢、吐き気、嘔吐、腹痛がみられます。
胃腸炎 お腹 どこが痛い?
腹痛の多くはみぞおちやへその周囲に現れます。 ただし、感染性急性胃腸炎の大半はウイルス性のものであり、ウイルス性胃腸炎に感染すると小腸全体に炎症が広がったり、腸管がむくむことがあります。 この場合は、腹部全体が痛みます。 また、胃腸の蠕動(ぜんどう)運動が起こると、痛む場所も変わります。
胃腸炎 何でうつる?
胃腸炎はうつるの? ウィルス性胃腸炎も細菌性胃腸炎も、人から人にうつります。 感染経路は主に2つ、飛沫感染と接触感染です。 飛沫感染は感染者の吐物や便が飛び散って、口から侵入してしまう経路、接触感染は、感染者の吐物や便に触れた手で口元を触ったり、ものを食べたりした際に感染する経路です。
胃腸炎かどうか調べる方法?
感染性胃腸炎の検査・診断ウイルス性胃腸炎が疑われる場合→抗原検査(迅速診断キットあり)細菌性胃腸炎が疑われる場合→血液検査(炎症反応の有無や白血球の数などを調べる)細菌性や寄生虫による胃腸炎が疑われる場合→糞便検査(便の寄生虫や細菌の有無を調べる)
何度も胃腸炎になる?
それぞれのウイルスに対する免疫は感染症が治ればできていますが、別なウイルスによってまた胃腸炎をおこしてしまいます。 一冬に何回もかかりますし、何年も同じことが続きます。 しかし、次第にかかる回数や程度は軽くなっていくものです。