白湯から先に入れることで、腸内の動きを良くし栄養剤の消化を促すとともに、胃内容量の増加による逆流を防ぎます。 経管栄養適応の方は、腸の動きが悪い方が多く、胃の蠕動運動(ぜんどううんどう)の低下や栄養剤の胃の中での停滞ガスの滞留による栄養剤の嘔吐や下痢を起こしやすい状態です。
経鼻経管栄養 誤嚥 なぜ?
誤嚥性肺炎の原因にもつながります。 ・誤嚥性肺炎おもに経鼻経管栄養で起こりやすくなります。 胃内に留置しているチューブをつたって胃内容物が逆流することで、誤嚥を起こし誤嚥性肺炎が生じることがあります。 ・下痢栄養剤の温度が低かったり、注入速度が速かったり、もしくは乳糖不応症の場合に下痢が起こりやすくなります。
経鼻経管栄養 白湯 なぜ?
経管栄養の注入後、イリゲーターを外してチューブにぬるめの白湯(さゆ)を50mLほど注入します。 これは栄養剤がチューブ内に残らないようにするためです。 なお、注入前にも白湯を流し入れるのは、ルートが詰まっていないか確かめるためです。
なぜ胃ろう?
●胃ろうの目的と対象者胃ろうは、なるべく体に負担をかけずに栄養を摂取することを目的としています。 主な対象者は、重度の認知症を患っていて、自力で口から食事をとるのが難しい人や、食べ物を飲みこもうとするとむせてしまい、誤嚥性肺炎を引き起こす可能性が高い人などです。
胃管 なぜ?
開腹手術の術後管理では,経鼻胃管の留置がルーチンに行われてきた。 それは術後の急性胃拡張の予防,腸管麻痺に伴う悪心・嘔吐の軽減,誤嚥の防止,縫合不全の予防などを目的としたものである。