猿は進化の過程で身体が大きくなり、尻尾で木につかまるには不十分になったため、手を使ってつかまるようになり、尻尾は退化したのです。 実は胎児の頃には人間にも尻尾があります。 それが、なんと成長と共になくなってしまうのです。 その名残りが尾てい骨です。
尾てい骨 なんの名残?
全ての哺乳類は子宮にいる間に尻尾を獲得していくのだが、人間だけは極めて稀なケースを除いて、尻尾を胎児の段階で無くしてしまうのだ。 尾てい骨というのはその名残であり、貴方の先祖に尻尾がついていたという証拠なのである。
尻尾 なんのために?
尻尾の役割は、ライオンやチーターなどの動物では、疾走するときのバランスを取ったり方向舵の働きがあるといわれている。 リスなども樹上でバランスを取ったり、体を支えたりとの役割があるといわれている。 また、樹上生活をするクモザルなどの尻尾は、木の枝に巻き付けて体を支える手足のような役割もある。
尾骨とは 何?
び‐こつ【尾骨】 の解説 脊椎末端にある、3~5個の尾椎 (びつい) の癒合した痕跡 (こんせき) 状の骨。 尾骶骨 (びていこつ) 。 尾閭骨 (びりょこつ) 。
尾骨は何本?
人間の尾骨は3個から6個の尾椎が骨結合してできており、椎弓を欠いて椎骨としての形状を失うなど、他の動物に比べて著しく退化して痕跡器官となっている。 このため、尻尾として対外には現れないが、肛門の後ろ側、肛門溝の上部にて尾骨の先端に触れられることがある。