ものが二重に見えることを複視といいます。 眼の動きに不具合が生じ、両方の眼で同時に1つのものを見ることができなくなった状態で、両眼で見た時だけ症状が出ます。 複視は眼を動かす神経や筋肉が麻痺することで起こります。
物が二重に見えるのは何ですか?
複視とは 物を見たときに1つのものが上下・左右・斜めなどにずれて2つに見えることがあり、これを複視といいます。 例えば道路の白線が2本に見えたり、2本がクロスして見えたりします。 複視には、片目で見ても2つに見える片眼複視と片目で見ると1つなのに両眼で見ると2つに見える両眼複視があります。
何重にも重なって見える?
二重に見える原因と症状 単眼複視の直接の原因の一つは、目に入る光の屈折異常により、網膜上に像を結ばないことにあります。 簡単に言うと、近視や遠視、乱視の症状です。 もう一つが、白内障による水晶体の濁りです。 水晶体が濁っていると目に入る光の屈折が乱れ、モノが二重に見えることがあります。
複視は治りますか?
「ステロイド治療」や「放射線照射」により、炎症が落ち着いて「複視」がよくなる方もいますが、筋肉の周りに硬い組織がついている場合は、「複視」が残存します。 「複視」があるからといって、必ず手術が必要ではありません。 ご本人が、そのままで不自由がなければ、手術をせずに、経過をみることになります。
目の 複視って何?
「物が二つに見える」ことを「複視」といいます。 複視に気が付いた場合、片眼を隠して、左あるいは右眼だけで見てみることが重要です。 片眼を隠しても変わらない場合は「単眼性複視」といい、乱視や白内障など眼に原因がある眼科の病気です。 一方、両眼では二つに見えるが、片眼で見ると一つに見える場合は「両眼性複視」といいます。