無排卵月経は、過度なストレスやダイエット、不規則な生活、喫煙、激しいスポーツなどが主な原因です。 その他に多嚢胞性卵巣症候群(※)という卵巣の病気や、抗うつ剤などの薬剤の服用などが原因で無排卵になる場合もあります。
無排卵月経 なぜ?
排卵が起こらない場合、卵子は排出されず、卵胞も黄体に変化しないので本来の生理(妊娠に向けて厚くなった子宮内膜がリセットされて体外に排出される)は起こりません。 しかし、エストロゲンの分泌により厚くなった子宮内膜が耐え切れずにはがれて出血が起こると、生理がきたと勘違いします。 これが「無排卵月経」となります。
無排卵月経かどうか?
月経があっても排卵していない状態を、「無排卵周期症」といい、月経がひと月に2度くる、2か月以上間隔があく、少量の出血がダラダラ続くなどの症状をきたすことが多くなります。 排卵しているかどうかは、基礎体温をつけることでご自身でも確認できます。
無排卵 出血 なぜ?
排卵に異常がある場合、不正出血がよく起こります。 具体的には、排卵していなかったり(無排卵性出血)、排卵するのに時間がかかってしまったりする(遅延排卵)場合などです。 このような出血は、卵巣機能が不安定でホルモンのバランスが崩れたことで起こる出血であり、内性器に異常がみられないことから機能性子宮出血と言われています。
排卵不順の原因は?
主な原因は中枢性(自律神経に関係している視床下部性と、ホルモンの中枢の下垂体性)の排卵障害や卵巣機能低下、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、黄体機能不全などがあります。 その他、黄体化非破裂卵胞(LUF)、高プロラクチン血症も原因のひとつとして考えられます。