①分娩時のデメリット 無痛分娩のデメリットとして、分娩所要時間が長くなることが挙げられます。 また、麻酔薬の影響で陣痛が弱くなることで、分娩の進行が遅れ、陣痛促進剤を使用しなければならなくなったり、鉗子分娩や吸引分娩が必要になったりすることがあります。 5 янв. 2021 г.
無痛分娩 なぜやらない?
一方、日本では1施設当たりの分娩数が少ないために無痛分娩を担当する麻酔科医を常時配置することが困難であり、そのことが無痛分娩の割合が低い理由の1つだと言われています。 そしてこれは医療事故のリスクにも繋がっています。 麻酔科医のいない小規模な分娩施設では産婦人科医が無痛分娩を担当します。
無痛分娩 事故 なぜ?
ただ、2017年に無痛分娩の事故が相次いで報道されました。 これは関西の産婦人科で発生した事故で、母体が死亡したり、深刻な後遺症を残したりといった結果になりました。 原因は、麻酔のチューブが誤った場所に入っていることに気付かず、麻酔薬を注入してしまったことにあると考えられます。
無痛分娩 死亡 何件?
2010年からの6年間で、日本産婦人科医会に報告された妊婦の死亡例は277件で、そのうち14件が無痛分娩だったという。 これをもとに推計すると、無痛分娩で死亡する妊婦は10万人あたり4.9人だとして、妊婦全体の3.9人と比べ、「無痛分娩とそうではない分娩での死亡率に明らかな差は認められない」と結論づけた。
無痛分娩 経産婦のみ なぜ?
診療時間内に陣痛が来るようにコントロールする目的で、分娩予定日より前に分娩誘発(計画分娩)を行います。 無痛分娩の対象を主に経産婦としている理由は、一般的に経産婦のお産が安産で終わることが多いためです。 具体的には計画分娩が計画通りに進みやすく(陣痛促進剤への反応がよく)、分娩時間も短時間です。