「胃食道逆流症(GERD)診療ガイドライン2015(改訂第2版)」には、タバコ、アルコール、高脂肪食などとともに「右側を下(右向き)にして寝る」(右側臥位)ことが逆流のリスクを高めると書かれています。 理由は胃のカーブ。 右側を下にして寝ると胃が食道より上になり、重力のせいで逆流を起こしやすくなってしまうのです。 5 апр. 2020 г.
胃ろう 右側臥位 なぜ?
以前は右側臥位のほうが、胃の構造から経管栄養を注入すると幽門前庭部に経管栄養が流れやすいため、経管栄養注入時のポジションとして推奨されていました。 しかし、小彎線に溜まりやすく食道への逆流のリスクがあるといわれています。 一方、左側臥位では経管栄養が大彎線に溜まるため、幽門から十二指腸に流れやすくなります。
誤嚥 左右どっち?
人間の気管は右肺につながる右気管支と左肺につながる左気管支とに分かれます。 解剖学的に右気管支は左気管支よりも太くて垂直方向に近い構造をしている(分岐角度が低い)ため、右の気管支の方が誤嚥しやすくなります。 したがって、誤嚥性肺炎は右の肺に起こりやすいのです。
吐き気 側臥位 どっち?
・ 嘔吐時は,嘔吐物による誤嚥を防ぐため,座位や側臥位,または顔を横に向け, 安楽な姿勢で安静をうながす。 ・ 腫瘍による肝腫大のため,胃の幽門部から十二指腸にかけて圧迫されていると きには,右側臥位をとると悪心・嘔吐を軽減する場合がある。
側臥位 左右 どっち?
横向きに寝ている状態。 右側を下にした姿勢を右側臥位、左側を下にした姿勢を左側臥位といいます。