誤嚥(ごえん:食べ物や唾液が気道に入ること)がきっかけになって、主に口の中の細菌が肺に入り込んで起こる肺炎で、他者から感染するのではありません。 誤嚥を起こしやすいのは、食事のときです。 なお、睡眠中などでも、唾液が肺に流れ込んで起きることもあります。
誤嚥性肺炎ってどうなるの?
一度誤嚥性肺炎を起こすと気道の粘膜が傷つき異物に対する反射機能が鈍くなり、誤嚥しても咳が起こりにくくなるため誤嚥したものを排出できなくなり、肺炎のリスクが高くなるという悪循環が起こる。
誤嚥性肺炎とはどんな症状?
誤嚥性肺炎の症状 典型的な症状として発熱、せき、濃い色の痰などが挙げられます。 高齢者だとこれらの症状が現れにくく、普段より元気がない、ぼんやりしている、食欲がないといった症状だけが現れることもあります。
誤嚥性肺炎 どうやって?
誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)といいます。 食べていなくても誤嚥性肺炎になってしまうこともあります。 口を使わず、胃に直接チューブを入れて栄養物を送り込む(経管栄養)状態の方でも、誤嚥性肺炎になることがあります。 睡眠中などに、唾液や異物が気管に入り(不顕性誤嚥※)、誤嚥性肺炎を起こすことがあります。
誤嚥性肺炎は何科になるか?
どの病院で診てもらえばいいの? まずは、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、神経内科、消化器科、歯科、歯科口腔外科、などを受診することをおすすめします。