活性酸素によって細胞が攻撃されると、細胞膜の脂質が酸化し、細胞で行われる「栄養と老廃物の出し入れ」が、スムーズに行えなくなります。 また、細胞の核が損傷すると細胞が死滅したり、LDLコレステロールが酸化されると血管の老化を促進します。 1 февр. 2019 г.
酸化するとどうなるのか?
例えば、クギが錆びる、リンゴの断面が変色する、輪ゴムがボロボロになる、古いお米で粘りが低下する、プールの塩素で髪が脱色するなどといった現象も『酸化』が関与しています。 いずれの例も、「劣化する」、「ダメージを受ける」といった悪い印象を持たれるでしょう。
抗酸化 どうなる?
体内で増えた活性酸素を除去していくことが、老化や、がん、生活習慣病などの予防になりますが、活性酸素によって酸化を抑えることを、抗酸化と言い、活性酸素から体を守ることを抗酸化作用と言います。 抗酸化とは体の中を錆びつかせない(酸化を抑えること)ことですが、活性酸素は体内の酵素によって分解されます。
酸化ストレス なぜ?
酸化ストレスが増える要因は、呼吸によって酸素を取入れるためだけではありません。 大気汚染や紫外線といった外界からの影響のほか、喫煙や強い精神的ストレス、激しすぎる運動といった日常の習慣も酸化ストレスの要因になります。 まずは普段の生活の中で、こうした要因をなるべく遠ざけるように工夫してみましょう。
体が錆びるとどうなる?
鉄がさびるともろく崩れやすくなるように、人のからだもさびることにより、老化の進行、生活習慣病や動脈硬化、がんになる恐れが高くなると言われています。 がんの出現も、DNAや遺伝子の酸化が引き金になりますし、動脈硬化も血管内皮細胞の酸化から始まります。 活性酸素は私たちが呼吸することによって発生しています。