大日向先生: 心理学の研究では、感情のバランスを取っているのではないかって、考えられているの。 感情のバランスを取るってことは、例えばすごくうれしくて感情が高ぶってくると、強い気持ちになるでしょう? その興奮状態を穏やかにするために、涙を流して、少しずつ静めていく作業があるんですって。 27 июн. 2021 г.
涙が出てくるのはなぜ?
個人差はあるけど、涙腺から1日に平均1~3ミリリットルの涙を出して目を潤している。 目の表面の角膜が乾燥して傷まないよう保護するためだ。 粒状の涙が外に出るのは目にゴミなどが入ったときで、洗い流す役割がある。 それとは別に、人間だけが流すというのが、感情的な涙だ。
人はなぜ涙を流すのか?
1つ目は基礎分泌的な涙で、感想などを防ぐもの。 2つ目は反射的な涙で、目に異物が入ったりした際に出るもの。 3つ目は感情的な涙で、悲しいことがあったときなどに流れます。
笑うと涙が出るのはなぜ?
「笑う」と「泣く」のは脳の中で共通の回路があるんです。 大脳辺縁系という部分なのですが、「笑え」と「泣け」という指令が伝わっていくときの回路が一部一緒になっているため、そこが混線すると「笑いすぎて涙が出る」ということになるんです。
なぜ感動すると涙が出るのか?
涙腺は三叉神経、交感神経、副交感神経が支配していて、感情が高まるとそれらが涙腺を刺激するそうです。 面白いのが、その感情の種類によって涙の「味」が変化するということ。 うれしいときや悲しいときは副交感神経が働き、水っぽい涙が。 悔しかったり腹が立ったりすると交感神経が働いて、しょっぱい涙が出ると言われています。