刺激性下剤は直接的に腸を刺激し、腸の動きを活発にするため腹痛を引き起こす可能性があります。 浸透圧性下剤には腸の動きを直接刺激する作用が無いため、腹痛を起こす可能性は低いです。 下剤にも様々な種類があります。
下剤 飲んでからどれくらい?
通常の目安としては、下剤服用後6~12時間での効果が多く見られます。 ファースルー錠は、穏やかに効くタイプの下剤ですので、腹痛や便意を感じなくても定期的にトイレに行き排便を試みてください。
下剤 脱水 なぜ?
大腸には一日当たり約8リットルの消化液が分泌され、通常はその分泌された水の全量が再吸収されますが、下剤により水分の再吸収が阻止されるので、脱水症状を引き起こす場合があります。 そのため、脱水を予防するための点滴が必要となります。
下剤を毎日飲んでいるとどうなる?
長期間「刺激性下剤」で毎日無理やり大蠕動を起こさせると大腸が疲弊して腸管神経叢がダメージを受けて大腸が動かなくなる「弛緩性便秘」に移行して下剤の効果が低下するのです。 便の量は食事量・食事内容・体質で大きく異なります。
お腹が痛くなるのはなぜ?
1つ目の内臓痛は、消化管が伸(の)びたり縮んだり、けいれんしたりしたときに、内臓の神経を通じて感じる痛みです。 2つ目の体性痛は、腹膜(ふくまく)や腸間膜(ちょうかんまく、小腸を包んで支えている膜)、横隔膜(おうかくまく)といった機関に通っている知覚神経が刺激(しげき)されて起きます。