下痢が続く2つの病気 過敏性腸症候群 潰瘍性大腸炎
下痢 なんの病気?
慢性下痢の主な原因として、クローン病や過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患が挙げられます。 そのほか、抗生物質などの薬の副作用、消化不良、食あたり、ストレスなどで起こることもあります。
なぜ下痢をするのか?
腸の「ぜん動運動」が過剰になった場合、腸の内容物が急速に通過するため水分の吸収が十分に行われません。 そのため、液状の糞便となり下痢便や軟便になります。 また、腸から体内への水分吸収が不十分な時や、腸からの水分分泌が増えると、腸の中の水分が異常に多くなり下痢便や軟便になります。
下痢をほっておくとどうなるのですか?
下痢が続くと脱水や栄養障害が起きたり、肛門の周りに痛みや炎症が起きたりして、心身ともに負担がかかります。 命に関わる状態になる場合もあるため、速やかに対処することが大切です。
いつも軟便 病気?
病気 ウイルスや細菌による感染症(いわゆるお腹の風邪)によって一時的に軟便が生じることがあります。 また、過敏性腸症候群(IBS)やクローン病、 潰瘍性大腸炎 かいようせいだいちょうえん などの病気では、軟便が続くこともあります。