最近は悪玉菌、善玉菌といわれることが多いのですが、歳をとると腸内で悪玉菌の代表である大腸菌やその仲間が増え、善玉菌である乳酸菌が少なくなってきます。 その結果、消化不良を起こし、下痢気味になったり、逆に便秘が続いたり、おならが出やすくなったりと、さまざまな症状が出てきます。
下痢をほっておくとどうなるのですか?
下痢が続くと脱水や栄養障害が起きたり、肛門の周りに痛みや炎症が起きたりして、心身ともに負担がかかります。 命に関わる状態になる場合もあるため、速やかに対処することが大切です。
高齢者 下痢 なぜ?
高齢者の方は、加齢に伴う胃腸の機能低下や知覚の低下、生活習慣の乱れ、免疫力低下による感染症によって便秘や下痢になりやすいです。 これらの症状によって、高齢の方の体力は簡単に奪われ、活気ある日常生活を送るのが困難になってしまいます。 これらの便秘や下痢を予防するために重要なのは日々の食事です。
下痢が続くのはなぜか?
慢性下痢の主な原因として、クローン病や過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患が挙げられます。 そのほか、抗生物質などの薬の副作用、消化不良、食あたり、ストレスなどで起こることもあります。
年寄りの下痢は?
高齢者は体内水分量が若年成人よりも減少していることが知られている。 そのため、発症から48時間以上たっても改善しない下痢、強い腹痛、発熱、激しい嘔吐などを伴う場合には、脱水、感染性腸炎、虚血性腸炎などが疑われるため、速やかに受診勧奨すべきである。