下痢とは? 頻繁に便意をもよおし、排便回数が多くなるというだけでなく、便の水分量が多くなり、軟便やかゆ状の便となって出てくる状態を下痢とよびます。 正常な便の水分含有量は75〜80%ですが、80%を超えると、便は本来の理想的な固形状の形を失い、時には水のようになることもあります。
下痢をほっておくとどうなるのですか?
下痢が続くと脱水や栄養障害が起きたり、肛門の周りに痛みや炎症が起きたりして、心身ともに負担がかかります。 命に関わる状態になる場合もあるため、速やかに対処することが大切です。
下痢とはどんな症状?
便の水分が異常に増え、液状またはそれに近い状態を「下痢便」、通常より少し軟らかい状態を「軟便」といいます。 下痢便や軟便を繰り返し、腹部不快感や腹痛を伴う状態を「下痢もしくは下痢症」といいます。
下痢でおしりが痛い なぜ?
回数が多い方の便は、軟便や下痢便が多く、腸液(消化液)をたくさん含んだ状態です。 腸液はアルカリ性で、肛門の皮膚を刺激し傷めます。 その傷んで弱った皮膚に温水便座のシャワーをあてたり、石鹸やおしりふきを使って肛門を必要以上に洗浄すると、強い痒みや痛みにつながることがあります。
下痢 どうなってる?
腸で便の水分を吸収する働きが落ちると、便の水分を十分に吸収できず、下痢になります。 また、逆に腸での水分吸収が高まると、便が硬くなって便秘になってしまいます。 3つめの働きは、「腸からの水分分泌」。 腸では、腸液をはじめ、さまざまな水分が分泌されています。