狭心症の原因は、ほとんどが動脈硬化です。 動脈硬化とは、高血圧その他のさまざまな要因で血管が柔軟性を失い、硬くなってしまった状態です。 動脈硬化が進むと、血管の厚みが増し、血管を狭めます。 また、コレステロール等が溜まって、血管壁の内側に、脂質(脂肪分)から成るコブのようなものができます。
安静時狭心症の原因は?
深夜から午前中にかけての睡眠中や身体が急に冷えた時に胸が苦しくなる発作を安静時狭心症と言い、冠動脈が急に痙攣(けいれん)を起こすことによって収縮し、血流を一時的に途絶えさせるために起こります。 痛みの性質や部位などは労作性狭心症の場合と同じ、5~10分ほど胸苦しさが持続します。
狭心症とはどのような病気ですか?
狭心症は、心臓の筋肉を養っている血管(冠動脈)が狭くなって血液の流れが悪くなることで起こる病気です。 きちんとした治療を行わずに放置しておくと命にかかわることもあります。 「運動すると胸が痛くなる」という症状が一般的ですが、これは酸素不足となった心臓からの危険信号です。
狭心症 どうすれば?
狭心症や心筋梗塞の治療は、薬物治療、心臓カテーテル治療、冠動脈バイパス手術(用語解説④)を適切に組み合わせて行われます。 薬物治療は、薬剤で冠動脈を拡張させて血流を増やしたり、心臓の負担を減らすことで、狭心症発作を予防したり心筋梗塞の範囲を軽減させます。
狭心症 何歳から?
10年ほど前までは狭心症・心筋梗塞の発症は男性60歳前後、女性70歳前後が中心でした。 しかし最近は基礎疾患の治療が不十分な40歳前後からの発症が増えています。