消化不良では、上腹部の痛みや不快感が生じます。 その感覚は、ガスがたまった感じ、膨満感、差し込むようなまたは焼けつくような痛みと表現されることもあります。 膨満感は、少量の食事後に発生したり(早期満腹感)、通常量の食事の後に過度に生じたり(食後の膨満感)することもあれば、食事に関連しないこともあります。
消化不良ってどんな症状?
食べたものは、胃腸の運動や胃酸、消化酵素などによって消化され、吸収されやすい形になります。 器官や筋肉、神経など身体的な疾患がないのに、胃腸の働きが低下して膨満感、胸やけ、吐き気、食欲不振などさまざまな症状が慢性的にあらわれるのが消化不良です。
胃腸が弱るとどうなる?
東洋医学的には胃腸で日々の気(エネルギー)をつくると考えられているので、胃腸機能が低下すると、全身に栄養が巡らなくなり、肌荒れを起こしたり、疲れや冷えが出るなど、胃腸とは直接結びつかない不定愁訴を招く原因になります。
消化されないとどうなるか?
体に必要な栄養素が十分に吸収されないことで栄養障害が起こり、下痢、脂肪便、体重減少、貧血、全身倦怠感、浮腫(ふしゅ) などさまざまな症状が現れます。 また、ビタミンやミネラルの欠乏症として表のような症状が現れます。
消化不良便 なぜ?
消化不良による下痢は、食べすぎ、飲みすぎなどで消化しきれなかった食べ物や、アルコールなどが腸を刺激することで起こります。 また、寝冷えや冷たい物の飲みすぎなどでおなかを冷やしてしまうと、腸の粘膜が一時的に刺激され、ぜん動運動が活発になることがあり、水分がうまく吸収されずに下痢になります。