一般の小麦アレルギーの原因物質はアルブミンなど水に溶ける成分です。 一方、食物依存性運動誘発アナフィラキシーは、小麦に含まれるグルテンやオメガ5グリアジンという水に溶けない成分が原因となります。
小麦アレルギーなぜ起こる?
小麦のアレルギーでその原因となるアレルゲンは、グリアジン、グルテニン、アルブミン、グロブリンというタンパク質であることが知られています。 また、それらタンパク質の糖鎖部分に抗原性が考えられる事例や炭水化物系のアレルゲンもあるという指摘もあります(文献1、2)。
小麦アレルギー どうする?
小麦の除去は、対症療法にしかならない しばらく食べない期間をつくり、食事制限で様子をみるという方法です。 あるいは、減感作療法といって、アレルギー反応のある物質を極少量ずつ注射して、徐々に体を慣らしていくという方法もあります。 しかし、食物の除去や注射で慣らしていくだけで、胃腸の機能自体が整うわけではありません。
小麦アレルギー 何がダメ?
小麦アレルギーで完全除去の場合に食べられないものパン 米粉パンに小麦粉や小麦グルテンが使われていることもあるめん うどん、そば、そうめん、スパゲッティ、マカロニ、中華めんなど菓子類 ... 麩、パン粉、ミックス粉 ... シューマイなどの皮 ... ルー ... 衣のついた揚げ物 ... 市販総菜食物アレルギーの食事対策 原因食物別の注意と調理の工夫 - 明治
小麦アレルギーってどんな症状?
小麦アレルギーの症状とは? 小麦アレルギーの症状はさまざまです。 蕁麻疹(じんましん)や痒みなどの皮膚の炎症、腹痛や下痢、嘔吐などの消化器官の乱れ、また呼吸困難やアナフィラキシーショック(※)を起こすこともあります。 口にするだけでなく、中には小麦の含まれた製品に触れるだけで発症することもあるので、十分注意が必要です。