動脈を傷つけた場合の出血を除き、一旦出血すると血が止まりにくくなる原因として、さまざまな疾患が考えられます。 血小板の異常による白血病、血小板減少性紫斑病、凝固因子の異常による血友病、血管の壁がもろくなるシェーンライン‐ヘノッホ紫斑病、壊血病などがあります。
血が止まりにくいのはどうして?
血液を固めるのに必要な凝固因子は主に肝臓で産生されているため、肝臓の機能が著しく低下する肝硬変や肝臓がんなどを発症すると十分な凝固因子が産生されなくなり、血が止まりにくくなります。 特に重度の肝機能障害では全身のさまざまな部位の静脈に過剰な圧がかかるようになることで、食道静脈瘤などを引き起こすことがあります。
血が止まりにくい 何科?
全国から患者さんが訪れる血液凝固異常症の専門外来 血液凝固科では、血が止まりにくい病気をもつ患者さんの専門外来を開いています。
血が止まらない時どうしたらいい?
応急処置1清潔なガーゼやハンカチを、重ねたりして傷口にあて、その上を手で押さえ圧迫してください。2傷口を心臓の位置より高く上げておくと、止まりやすくなります。3大きな血管からの出血の場合で、片手で圧迫しても止血しない時には両手で体重を乗せながら圧迫してください。
血が止まりにくい 何分?
血液が止まっていない状態で重いものを持ったり押さえなかったりすると、血液が漏れだして服を汚したり、内出血をおこして腕が青くなったりします。 採血が終了してから反対の親指で強く5分間以上圧迫して、しっかり血液を止めてください。 このとき、決して揉まないようにしてください。 血液がにじみ出て、青くなります。