高血圧にはどんな症状がある? 高血圧に自覚症状はほとんどありません。 血圧がかなり高いときは、頭痛、めまい、肩こりなどが起きやすくなりますが、それは血圧とは関係なくよく起こるものですので、高血圧が原因かどうか言い切れず、高血圧の自覚症状はあてにならないといえるでしょう。
血圧が高いとはどういうことか?
高血圧とは、安静状態での血圧が慢性的に正常値よりも高い状態をいいます。 高血圧になると血管に常に負担がかかるため、血管の内壁が傷ついたり、柔軟性がなくなって固くなったりして、動脈硬化を起こしやすくなります。
血圧が高くなる原因は何ですか?
血圧が高くなる原因は、肥満、塩分の摂り過ぎ、ストレスや喫煙などです。 こうした生活習慣とは別に、遺伝等が高血圧に関係することは確かですが、高血圧症そのものが遺伝するのではなく、高血圧症になりやすい体質が遺伝すると考えられています。
血圧を下げるためにはどうしたらいいか?
食生活を見直すと同時に、適度な運動を日々に取り入れると良いでしょう。 ウォーキングやジョギングなど、無理のない汗ばむ程度の運動を続けることで、血流を良くして血圧も下げることができます。 運動の時間が取れない時は、出かけたついでに一駅分歩いてみる、できるだけ階段を利用するなどの小さなことから始めても良いでしょう。
高血圧の弊害は?
血管を流れる血液の圧力が高くなると、つねに血管に刺激がかかって、動脈(酸素を届ける血管)が傷みやすくなるのが、大きな問題です。 それと同時に、血液を高い圧力で送り出しているのは心臓だから、心臓が多くのエネルギーを必要とし、疲れやすくなります。 つまり、高血圧は、血管や心臓に障害をもたらします。