CRP値は、病原微生物の侵入、循環障害などによる細胞や組織の傷害・壊死(えし)、手術や外傷などにより、炎症や組織破壊が起きると、血中で速やかに増加するため、急性炎症の把握に有用です。 検査は採血による血液検査でCRPを測定します。 CRPは年齢とともにわずかに増加します。
CRPが高いとどうなる?
数値が上がっているときはなんらかの感染症にかかっていることが多く、細菌やウイルスによる感染症などが疑われます。 細胞が破壊されることによって増えるものとしては、悪性腫瘍、熱傷、外傷、手術後などがあります。 鑑別で重要なものとしては狭心症と心筋梗塞があります。
血液検査 炎症反応 どれ?
CRP 体内で炎症反応や組織の破壊が起きている時に血中に現れるタンパク質です。 炎症性疾患で鋭敏に上昇し、病態の改善後速やかに低下するため、病態の診断、予後の判定、治療効果の観察に役立ちます。
炎症反応 何をみる?
人体が病原体に感染すると、その局所臓器に炎症反応が起きます。 この炎症のマーカーとして代表的なものが白血球数(WBC)、血小板数(Plt)、C反応性蛋白(CRP)です。
炎症の判定に用いられる指標はどれか?
炎症や感染症の指標となるCRP数値 炎症や感染症を調べる際に注目すべき数値は「CRP(C-リアクティブ・プロテイン)」だ。 CRPは正常な血液の中にはほんの微量しか含まれない成分で、体内で炎症や組織細胞の破壊などが起こると肝臓で生産されて血液中に流れ出し、増加する。