心不全になると、心臓から十分な血液を送り出せなくなり、体に必要な酸素や栄養が足りなくなるので、坂道や階段で息切れがしたり、疲れやすくなります。 21 сент. 2021 г.
心不全 息苦しい なぜ?
心不全が進行した場合は臥位で症状が悪化することが多いため、夜間の睡眠時に息苦しさのあまり起きてしまうという症状がみられることもあります。 心不全になると呼吸に影響が出てくるのは、心不全になると肺の血管の圧力が高くなり、 酸素と二酸化炭素のガス交換を行う場所に血液がにじみ出し、酸素を体内に取り込みにくくなるためです。
うっ血性心不全 呼吸困難 なぜ?
うっ血性心不全では、全身の臓器や血管で血液の滞留(うっ血)が起こって、体液量が増加し、尿の量が減ります。 そのため、体重が急激に増加し、下肢などにむくみ(浮腫)が現われます。 また、肺に水が溜まるため(肺水腫)、息切れや呼吸困難、倦怠感などが生じます。
左心不全 呼吸困難 なぜ?
左心系のポンプ機能が低下する(左心不全)と肺からの血液が戻ってこられないことに加えて全身に血液を送れなくなります。 肺からの血液が戻ってこられないと肺に血液が鬱滞して労作時の息切れ、起座呼吸(寝ていると息が苦しいが、起き上がって座ると楽になる)、咳、喘鳴(ぜんめい)などを認めます。
心不全 なぜ浮腫む?
また、「むくみ」や「体重増加」も心不全の前兆です。 心臓の機能が低下すると、血液の流れが悪くなり、体全体に水が溜まりやすくなります。 水分がまわって腫れる症候であるむくみは、「浮腫」ともいわれ、体を起こしているとたまった水は下半身に移動するため、通常は下肢に見られます(写真1)。