血液の流れが速くなったとき、心臓の弁の開閉が悪いとき、心臓の壁や血管に穴があいている時などに生じます。 心雑音の原因としては、僧帽弁閉鎖不全症や大動脈弁狭窄症などの心臓弁膜症や心房中隔欠損症などの先天性心疾患や閉塞性肥大型心筋症などの心筋症や心膜炎などの心臓の病気が挙げられます。
心雑音 なにか?
心雑音とは、心臓の雑音のことで、心臓の鼓動と調和せず、音律を乱しているものです。 多くの場合、血液が心臓弁や心臓近くの血管を流れる時に発する、特徴的な異常音です。 その異常な音は “雑音”で、弁の開閉時に音をたて、心臓弁の欠陥が原因のことが多いです。
機能性心雑音 なぜ?
ほとんどの機能性雑音の原因ははっきりしません。 心臓から送り出される血液量が 多くなったり、あるいは血液の流れる速度が速くなったりすると雑音の原因になると 考えられています。 神経質になっている時、運動直後、発熱時などには心雑音が聴取 されます。 機能性雑音の診断は聴診のみで、ほとんどの場合可能です。
無害性心雑音 いつまで?
これは、左右に分かれる肺動脈がまだ年齢的に細いために、血流の乱れが生じるために聞こえる心雑音です。 生後3か月頃を過ぎると、肺動脈が太く成長するために聞こえなくなります。 最も多い無害性心雑音は、乳児期から幼児、学童に聞こえるものでStill雑音と呼ばれています。
なぜ心音が聞こえるのか?
心音しんおん 心臓は拍動に伴う弁の開閉や血流の状態の変化によって振動を生じるが、この振動は胸壁上から聴取することが可能である。 これを心音という。