多くの心臓弁膜症では重症になると薬による治療効果には限界があり、外科的治療やカテーテル治療が必要になります。 ※症状が軽いうちは効果が期待できますが、重症の場合はあまり期待できません。
心臓弁膜症は治りますか?
心臓弁膜症は自然に治ることはないので、心筋の障害が進行する前に早期の診断と治療をすることがとても大切です。 心臓弁膜症の有病率は、年齢とともに上がる傾向にあります。
心臓弁膜症とはどういう病気ですか?
心臓弁膜症は、心臓の弁が何らかの原因によって機能が低下する病気の総称です。 心臓には右心房、右心室、左心房、左心室の4つの部屋が存在しており、血液の逆流を防ぐ「弁」があります。 その「弁」に何かしらの障害が起きることで、血液の流れが悪くなります。
心臓弁膜症はどうしてなるんですか?
心臓弁膜症は、さまざまな原因によってこの弁が正常に働かなくなってしまっている状態です。 弁が機能不全を起こす原因には、加齢、感染、外傷、そして先天的な問題などがあります。 心臓弁膜症はどの弁にも起こりますが、大動脈弁と僧房弁とで95%以上を占めるとされています。
心臓弁膜症 どんな手術?
弁を根本的に直すには、手術(外科的治療もしくはカテーテル治療)が必要となります。 外科的治療は、胸を開いて、一時的に心臓と肺の機能を代行する人工心肺装置を用い、心臓を切開して弁の機能を回復させる開心術という方法がとられます。 胸を開く方法には、胸の中央にある胸骨を切る方法と右胸の肋骨の間を切る方法があります。