血液の流れを一定方向にする心臓弁心臓が大きく膨らむと出口が閉じて入口が開きます。 心臓はこの繰り返しを1日10万回行っています。 この入口と出口にある開閉装置が弁です。 左心室の出口にあるのが大動脈弁、入口にあるのが僧帽弁です。
心臓弁膜症 どうなる?
大動脈弁が閉じるべき時に閉じず、大動脈へ送り出された血液が左心室へ逆流します。 逆流した分、左心室の負担が増加し、心臓が拡大してしまいます。 胸痛、動悸、息切れ、呼吸困難、浮腫などの症状を起こします。
心臓 弁 いつ開く?
<4つの心臓弁> 弁は本来、血液が流れるときに開き、流れ終わったら閉じて、血液が逆流しないように機能します。 しかしながら、何らかの理由で弁の機能に異常が起きると、弁の開きが悪くなり血液の流れが悪くなる状態(狭窄症)や、正常に閉じなくなることで逆流を起こしてしまう状態(閉鎖不全症=逆流症)になることがあります。
心臓弁膜症 どんな症状?
心臓弁膜症の主症状は、息切れ、胸の圧迫感や痛み、疲労感、ふらつき、めまい、失神および運動困難などです。 一般的に、息切れや胸の痛み、めまいなどは65歳以上になるとよくみられるため、「年をとったせい」「たばこを長年吸っているから」などと考えがちですが、検査をしたら実は心臓弁膜症だったということは少なくありません。
心臓 弁 どこ?
左心房と左心室の間にあるのが僧帽弁、右心房と右心室の間にあるのが三尖弁で、これら2つを合わせて房室弁と呼ぶ。