鼻血のよくある勘違い よく”興奮すると鼻血が出る”と言いますがそれは俗説です。 興奮すると血圧が上がるため、血管に負荷がかかって出血しやすくなりますが、それだけで出血するなら鼻に限らず他の血管からも出血するはずです。 ほかにも、鼻血が出ると「脳の血管が切れているのでは?」と心配される方もいます。
鼻血は何で出るんですか?
鼻の穴の皮膚と粘膜が移り変わるところに、「キーゼルバッハ(Kiesselbach)部位」という細く小さな血管が集まる部分があります(図1)。 鼻血の多くは、空気の乾燥や鼻炎などで鼻の粘膜が弱くなって傷つき、この細く小さな血管が破れて起こるものです。
鼻血 何不足?
体に必要なビタミンKの半分ほどは体内で合成されています。 出血が止まりにくくなります。 鼻血、胃腸からの出血、月経過多、血尿などが起こることもあります。 ビタミンKが足りないと骨や歯にカルシウムが沈着しづらくなってしまいます。
のぼせると鼻血が出ますか?
風邪や鼻炎で鼻を頻繁にかんだり、ムズムズするのでいじったりしていると、この部分が傷ついたり、血管が拡張したりして出血しやすくなります。 そうなると鼻を触った時だけでなく、暑くてのぼせた時や、運動中や入浴中などに突然鼻血が出るようになります。
血圧が高いと鼻血は出ますか?
血圧が高いときや鼻の粘膜が弱っているときには、鼻血が出やすくなります。 とくに、高血圧や動脈硬化によって血管がもろくなっている人は、緊張や興奮、のぼせや飲酒など、血圧が上昇する要因には注意が必要です。 このような場合、多くは鼻の奥のほうからの出血です。