「みぞおち」の後方にある背骨(胸椎と腰椎の移行部)に骨折が生じやすいのですが、痛みは骨盤付近の腰部に感じます。 痛みには特徴があり、寝ている姿勢から起き上がろうとする瞬間に鋭い痛みが生じ、一旦立ち上がればあまり痛くなく、歩行もなんとか可能というもので、「体動時腰痛」といわれます。
胸椎圧迫骨折どんな痛み?
痛みは動けないほどの激しい痛みや、骨折の破片が脊柱管の内部に入り込み、神経を圧迫したときに生じる下肢のしびれや麻痺が、胸椎圧迫骨折の基本的な症状です。
腰椎圧迫骨折 どんな痛み?
腰椎圧迫骨折の主な症状は強い腰の痛みです。 多くは寝返りや起き上がりなどの動作時に強い痛みを訴えます。 さらに、骨折の進行によって神経障害が起こり、下肢の痛みやしびれなどの症状が出現することもあります。 また、背骨のがんが併発している場合などには、骨折が重症化しやすく、強い神経障害を引き起こす可能性もあります。
腰椎圧迫骨折 なぜ痛い?
寝ている姿勢から起き上がろうとする瞬間に鋭い痛みがみられる体動時腰痛が特徴的です。 圧迫骨折を起こした部位は突起が飛び出したようになり、そこを叩くと痛みが増強します。 胸椎と腰椎の移行部あたりの椎体にみられ、潰れてしまった椎体が神経根を圧迫するとヘルニアや狭窄症に似た下肢の痛みやしびれの症状を示すことがあります。
圧迫骨折 どこ?
脊椎での圧迫骨折は、椎骨の椎体と呼ばれる部分が押しつぶされます。 骨折する場所で多いのは、第11胸椎から第2腰椎です。 圧迫骨折の原因でもっとも多いのが、高齢者の骨粗鬆症です。 若年者でも事故などにより発生したり、腫瘍である場合もありますが、それほど多くはありません。