これは鋤鼻器(VNO)あるいはヤコプソン器官といい、哺乳類では鼻腔の入り口近く、鼻中隔の下部に、トカゲやヘビでは口腔内に開口している管状の器官である。
嗅覚はどこにある?
嗅球の神経細胞から遠心性に出る神経線維(軸索)は、大脳の底面の内側にある嗅内野や扁桃体という場所にある神経細胞に臭いの情報を投射します。 そして、そうやって初めて、人は臭いや香りを感じ取ることができます。 口に入った飲食物の臭いも同様な経路によって臭いを感じることができます。
嗅覚の中枢 どこ?
嗅覚障害はこんな病気 においの感覚(嗅覚)は、空気中のにおい分子が鼻と脳との間にある嗅細胞(嗅神経細胞)を刺激し、前頭部(脳の前方)にある嗅覚中枢に伝わることで起こります。
嗅球 どこにある?
嗅球はヒトにおいては前頭葉の下に位置する長円形の小さな構造である。 マウスなどのげっ歯類においては、それに比べると脳の中で比較的大きな割合を占めており、終脳吻側に突き出た構造となっている(図1)。 鼻腔中の嗅上皮で匂い受容を行う嗅神経細胞からの入力を受け、嗅皮質に出力する。
匂いはどこで受容?
においは鼻の奥の方にある、嗅粘膜という特殊な粘膜で感知します。 ここは通常の粘膜とは違う、嗅神経という神経の先が嗅繊毛という形になって直接「外」(鼻の中の空気の通り道)に飛び出しています。