ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「嗅神経」の解説 第1番目の脳神経。 鼻腔の嗅上皮に分布する嗅細胞の基部から頭蓋腔内の嗅球に向う神経突起であり,直接脳に神経突起を送る点で,感覚神経の原始型として注目される。 嗅神経は頭部外傷で損傷を受けやすい。
嗅神経 どこを通る?
嗅覚の経路 鼻腔の天蓋の鼻粘膜嗅部には嗅細胞の受容体が存在している。 嗅細胞の集まりは嗅糸(きゅうし)と呼ばれ、嗅糸は篩骨篩板の小孔を通って嗅球(きゅうきゅう)へと入る。 嗅球から嗅索を通じ背側へと走行した後内・外側嗅条へと分かれて嗅覚中枢へと達する。
嗅神経細胞 どこ?
1.嗅覚神経細胞鼻の奥に存在し、匂い分子を受容する神経細胞。 匂いを受容した嗅細胞は、神経線維(軸索)を介して、匂い情報を脳の嗅球という領域に伝達する。
匂い 脳 どこ?
においの感覚(嗅覚)は、空気中のにおい分子が鼻と脳との間にある嗅細胞(嗅神経細胞)を刺激し、前頭部(脳の前方)にある嗅覚中枢に伝わることで起こります。
嗅上皮 どこ?
嗅上皮は匂い分子を感知する部位であり、嗅細胞、支持細胞と基底細胞から構成されている。 鼻腔の上部にある上皮であり、粘膜に覆われている。