膿があまりに長期間たまってしまうと、空洞の周りにある骨を壊して目の方まで進み、失明につながるリスクが高まります。 さらに、その先の骨を壊して脳まで膿が達することもあり、場所が場所だけに、非常に危険です。 副鼻腔炎は骨の奥にある炎症なので、見ただけではわかりません。 25 дек. 2017 г.
蓄膿症がひどくなるとどうなりますか?
また、眼の近くの副鼻腔に高度の炎症が起こると眼痛や視力障害をきたすこともあります。 匂いを感じる嗅裂部の粘膜が腫れたり、炎症が長引いたりすると嗅覚障害が起こることがあります。 鼻中隔の弯曲や中甲介蜂巣などの鼻腔形態異常も増悪因子となります。 治療が遅れると改善しにくい事もしばしばあります。
副鼻腔炎が悪化するとどうなる?
そのため、副鼻腔の炎症が直接目や脳に波及し て、重大な合併症を引き起こす場合があるのです。 視力障害が起こることもありますし、特に脳に波及すると髄膜炎(脳や脊髄などを覆う粘膜に炎症が起こる) や脳膿瘍など、死に至るケースもあります。 ごくまれとはいえ、このような怖い合併症もある病気です。
蓄膿症を治すにはどうしたらいいですか?
病院では膿(うみ)を吸引したり、鼻の中に薬を吹きつける処置が行われます。 鼻の奥の副鼻腔まで届くように、抗生物質、抗炎症薬などの薬剤を、霧状にして口と鼻から吸入するネプライザー治療も一般的です。 また、内服する薬を処方することが多いです。
蓄膿症は自然に治りますか?
副鼻腔炎(ちくのう症)の原因は 急性副鼻腔炎は自然に治ることも少なくなく、短期的に抗生物質などを投与すれば比較的簡単に治ります。 しかし炎症が長引くと、本来うみを排出する能力を持った粘膜が機能しなくなり、粘膜そのものが腫れ上がり、さらに炎症を悪化させる場合があります。 この状態が慢性副鼻腔炎、いわゆるちくのう症です。