圧迫骨折が再発すると、治療して改善したとしても再び腰や背中の痛みを感じるようになります。 また、複数箇所で圧迫骨折を繰り返せば、背骨が骨折のたびに圧迫変形を起こします。 その結果、徐々に背中が丸くなり、背が縮むなど見た目にも大きな変化が見られるようになります。
圧迫骨折は何回もなる?
椎体の圧迫骨折は、最初の1つがつぶれると、連鎖的に次の骨折が起こり、次々と骨折してしまうことが多くあります。 そうなる前に「最初の骨折を予防する」ことが何より大事です。
骨粗鬆症 何度も骨折?
骨粗鬆症とは、骨密度が低下して、骨が弱く脆い状態になる病気です。 脆い骨は弱い衝撃でも骨折しやすく、1度骨折をしたら、何度も骨折を繰り返してしまうんです。 ちなみに骨粗しょう症が原因の骨折を専門用語で「脆弱性骨折(ぜいじゃくせいこっせつ)」と言います。
圧迫骨折の再骨折は?
圧迫骨折を来した骨は変形が一切なく治ることが困難で、次から次へと骨折が連鎖するほどに背骨全体の曲がりを生じて老人性の体形になっていき、歩行などの運動機能も低下します。 再骨折を防止するためには圧迫骨折治癒後も骨粗しょう症の薬物療法継続が望まれます。
圧迫骨折 ほっとくとどうなる?
圧迫骨折を放置していると偽関節(ぎかんせつ)という状態になることがあり、神経障害を引き起こして手術が必要になることもあるので、早めに受診することが大切です。