「いつのまにか骨折」は、特に背中が痛くなった経験がないにもかかわらず、レントゲン検査をしてみると気付かないうちに背骨が折れていた(押しつぶされるように変形している)という状態です。 いつのまにか骨粗しょう症性脊椎圧迫骨折が起こっているのです。
圧迫骨折 ほっとくとどうなる?
圧迫骨折を放置していると偽関節(ぎかんせつ)という状態になることがあり、神経障害を引き起こして手術が必要になることもあるので、早めに受診することが大切です。
圧迫骨折 コルセットはいつまで?
コルセットの着用期間は、痛みや骨折からの経過を見て、装着しなくても良い時期(おおむね受傷後約2ヶ月程度)になれば、外して生活することになります。
圧迫骨折ってどんな 骨折?
圧迫骨折とは外から骨を押しつぶすような強い力が働いたために起こってしまう骨折です。 脊柱にある椎体の胸椎に起こる圧迫骨折を胸椎圧迫骨折、腰椎に起こる圧迫骨折を腰椎圧迫骨折といいます。 腰椎圧迫骨折は、骨粗鬆症、スポーツ外傷や転落事故、がんの転移部などにより起こることがあります。
圧迫骨折 全治何ヶ月?
平均的な治療期間は約3ヶ月程度となっています(内部の神経損傷による痛み、運動障害がない場合)。
圧迫骨折 いつまで?
骨折は背骨の椎体の後ろの部分から治ってきます。 早い人でも受傷後2週から、多くの人では3~4週から骨が形成されてきます。 すると大概の人は楽になったといわれますが、背骨の前の部分が治るまで変形は進行しますので治療を継続することが大切です。 骨折が治ると体動時腰痛は完全に消失します。
圧迫骨折は何科?
圧迫骨折のセルフチェックのポイントに当てはまる場合、気になる症状などがある時は早めに受診することが大切です。 最近では、整形外科だけでなく、内科や婦人科でも骨粗しょう症の診断をおこなっていますので、そういった近くの医療機関に行くようにしてください。