塩素ガスは、目、皮膚、気道を強く刺激しますが、低濃度でも鼻やのど、目に刺激を感じ、吸った場合は、肺水腫を起こすこともあります。 特に低濃度の場合、上気道への刺激が弱いため、ガスが肺の奥まで侵入し、遅れて肺水腫を起こして中毒症状が現れることがあります。
塩素ガス どんな症状?
鼻の奥とのどにツンと刺すような痛みがはしり臭気を感じます。 それから少し息苦しくなり、目の刺激 や、咳、窒息感がおこってきます。 多量に急激に吸引した場合は、瞬間的に呼吸困難になり、脈拍減少、チア ノーゼ、咽頭痙攣がおこり、ショックとなり死に至る場合もあります。
塩素系 酸素系 混ぜるとどうなる?
塩素系漂白剤と酸素系漂白剤を混ぜて使うことも おすすめできません。 混ぜて使うと化学反応によって両方の効果が損なわれる可能性があります。 水素イオン指数(pH)は弱酸性なので塩素系漂白剤と混ぜることはとても危険です。
塩素ガス 何時間?
ちなみに、塩素ガスの濃度は、3.5ppmで「強い刺激臭を感じ、30分〜1時間は耐えられるが、目、鼻、のどに刺激」、35〜50ppmで「30分から1時間で死亡」、900ppmで「ただちに死亡」というレベルです。
毒ガス 吸うとどうなる?
有毒ガスを吸い込むと気道閉塞を起こす場合があります。 重症になると、意識が障害され呼吸が停止し、死に至ることもあります。 すぐに意識が戻り、症状がなくなっても、数日あるいは数週間後に、記憶障害などの神経症状があらわれることがあります。