腫瘍が大きくなるか頸部リンパ節に転移するまでは無症状のことが多く、大きくなると咽頭異物感、出血、疼痛、構音・嚥下障害をきたします。 下咽頭癌: 咽喉頭異常感が初期症状で、痛みを生じるようになります。 進行すると咽頭痛が強くなり、血痰、嗄声、嚥下障害、呼吸困難を生じるようになります。
咽頭癌ってどんな感じ?
咽頭がんの症状 喉の痛みや違和感からはじまり、出血や、息苦しさ、食べ物が飲み込みにくいなどの症状へと進行します。 がんが頸部リンパ節に転移すると、首にしこりが生じます。 発声部位により、耳閉感、難聴、鼻づまり、鼻血、扁桃腺の腫れ、声がれなどの症状を伴うこともあります。
のどの痛み 咽頭がん?
中咽頭がんでは、嚥下時(食物を飲み込むこと)の異和感、しみる感じなどの症状があり、やがてのどの痛みや飲み込みにくさ、しゃべりにくさなどが強くなり、さらに進行すると耐えられない痛み、出血、開口障害、嚥下障害(飲み込みの障害)、呼吸困難などの症状が出現してきます。
咽頭がん 何年?
治療成績は一般的に5年全生存率であらわします。 上咽頭がんでは、早期がんであるⅠ期で90%、Ⅱ期からⅢ期で60~80%、Ⅳ期で40~50%の生存率です。 中咽頭がんの5年全生存率は、Ⅰ期:83%、Ⅱ期:79%、Ⅲ期:73%、Ⅳ期:69%です。
咽頭がん 何でわかる?
咽頭がんが疑われる場合は、触診や内視鏡などを用いた視診によってのどの状態を観察したうえでがんが疑われる場合には生検やCT、MRIなどの精密検査を行います。